豫園商城を後にして、近くの大きな公園経由、"外灘"へ。
対岸の浦東サイド。
この後、上海タワーに登る予定になっていますが、てっぺんは完全に雲の中。
本来なら、この後、遊歩道に上がって、外灘を見学ということになっているのですが、どうしても行きたいところがあり、
30分という約束で離脱させてもらいました。
(・・結局、地図で見た感じよりかなり遠く、雨が降っていることもあり、途中で断念したのですが)
遊歩道からの眺め
”外灘”は、英語で、The Bund、土手です。
1842年、南京条約によって、外国の租界地にされたエリアで、以後ヨーロッパ風の石造りの建築が建てられました。
特に、黄浦江に面して、旧イギリス租界の重厚なネオバロックやアール・デコなどの折衷した建築が並んでいます。
中華人民共和国建国後は、政府に接収され、内部を改装して公共機関として利用されてきましたが、現在も多くは市政府の施設や金融機関、ホテルなどとして利用されています。
多感なお年頃に『南京路に花吹雪』などを読んで、租界時代の魔都上海に憧れていた私には、聖地?とも言えるほどの場所なのですが、
あまりゆっくり見られませんでした。
完全に、雲の中・・
ドーム型の屋根は、近年まで上海人民政府庁舎として使用されていた”上海浦東発展銀行”、その右隣は、”上海海関”でしょうか。
三角のファサードの建物は、外灘6号
以前は、中国人により初めて開かれた銀行・中国通商銀行として使用されていました。
外灘5号は、日経の日清汽船上海支店でした。
せっかくの外灘も、雨だし、時間もなく、で中途半端に駆け抜けただけで終わってしまいました。
で、皆さんはといえば、昨夜、ナイトクルーズで外灘は見学していることもあり、雨降りなので、早々に引き上げたとのこと。
結果、雨の中、お待たせすることになってしまい、申し訳なかったです。
そして、急遽、予定を変更し、この後は、上海博物館を見学することになりました。