浦東空港から、バスに揺られて、3時間ほど。
無錫の街に着きました。
無錫は、3000年以上の歴史を持つ、江蘇省南部の水郷都市です。
大昔に、錫が掘り尽くされてしまったので、”無錫”と呼ばれるようになったとも。
改革開放政策後は、外資企業の誘致に力を入れ、日本企業も多く進出しています。
無錫・・というと、”無錫旅情”の歌くらいしか知識がないのですが、まさにあの歌に歌われた街。
歌のヒットで、日本人の観光客が増え、尾形大作さんは、今でもこちらの歌謡祭?に招かれているのだとか。
君の知らない 異国の街で
君を思えば 泣けてくる
おれなど忘れて 幸せ掴めと
チャイナの旅路を 行く俺さ
上海 蘇州と汽車に乗り
太湖のほとり 無錫の街へ
と、改めて歌詞を見てみると、上海、蘇州、無錫と長江の流れを遡って行く位置関係がわかりやすい(笑)
1986年当時、汽車でしたが、現在は新幹線が走っているので、虹橋から54分で到着するそうです。
チャイナの旅路も、時代の流れで、ずいぶん短縮しました。
(今回は、バスだったけど)
まず、最初の観光地は、旧市街にある”南禅寺”
自転車がずら〜っと並んでいますが、シェアリング自転車です。
登録者が、スマホをかざして、ロックを解除して使用していました。
この先行く、蘇州でも上海でも見かけましたが、利用している人が多いかというと???
曜日とか、時間の問題もあるのかもしれませんが。
南禅寺前にあった、城門のような遺構。
特に、ガイドさんからは説明がなかったのですが。
以前は、中国の他の都市と同様、無錫の街も城壁で囲まれていたそうですが、1950年に撤去されています。
その、城門かなぁ?などと、想像してみました。
交通の激しい、交差点の向こうに見えてきたのが、”南禅寺”です。
原付バイクが、ガンガン突っ込んでくるので、かなり危険。
中には、電動バイクという、全くエンジン音のしないバイクもあり、最近も旅行者が事故にあったのだとか。
南禅寺は、南北朝時代の547年に創建された古刹です。
1890年に修復されました。
無錫は、上海からも比較的近いので、別荘的に家を持つ人も多いのだとか。
門前で、一大キャンペーンが行われていました。
門前は、おみやげ屋さんなどで賑わっています。
よくみると、台湾の物産展的な露店がでていますね。
それでは、中へ。
入場は、無料です。
高さ43.3mの妙光塔
旅程表には、登ることができると書いてあったので、楽しみにしていたのですが、(多分事故があり)現在は、登れなくなっているとのこと。
(旅程表、ちゃんと訂正すべき!!)
運河の水害を鎮めるために、建てられたそうです。
大雄宝殿
熱心にお祈りをしている方がいらっしゃいました。
すぐ右側は観音殿
左は地蔵殿です。
大雄宝殿の正面が、先ほどの、大きな黄色い楼門の内側にあたります。
大きなお線香。
大雄宝殿の中へ
カラフル〜
垂れ幕も赤
脇の壁面に並んでいる、この電子色の物体、写真だとインベーダーみたいだけど、は何かなぁ?と思ったら、
蓮の花の形をしたランプ
祈願して、奉納するんだそうです。
ご本尊様の背面
再び、外へ
ここでおトイレタイムがあったのですが、ちょっと勇気なく・・見送りました。
再びバスに乗り、ホテルへ向かいます。
バスに乗っていると、どこがどこやらさっぱりわからないのですが。
モスクも見かけました。
中国の人の宗教は、仏教、道教、キリスト教、イスラム教だそうですが、実際に多いのは、道教と重なる部分も多い、
民俗宗教のようです。
ホテルに到着。
ホテルの近辺は、高層ビルが立ち並んでいました。
お部屋は、こんな感じ。
西陽がガンガン当たって、室温が高くクーラーがなかなか効かず、しばらく休憩する間に、具合の悪くなってしまった私です。
旅行中、なんとなくクーラー効いてない・・と思う場面が、幾度がありました。
設定温度が高めなのかしら?
ホテルのお部屋、19階からの眺め。
お部屋に荷物を置いて、一休みした後は、再びバスに乗って、お夕食へ。
入った瞬間、(具合が悪かったこともあり)、一瞬引いてしまったレストランですが・・
お味は、なかなかでした。
本日の夕食は、無錫料理。
無錫排骨が有名なのですが、ちょっとお肉を受け付けない感じだったので、一口だけいただきました。
全体的に甘い優しい味付けで、特に、赤いスープは甘かったけれど、疲れた体には嬉しいお味でした。
初めてお会いするツアー参加者と、円卓を囲むのは、話をするにはいいけれど、食事のペースも違うし、ちょっと微妙・・。
ぐずぐずしてると、お料理がどんどん回って行ってしまい、取りっぱぐれてしまうので、気が抜けないし。
ツアー中は、ずっとそのスタイルでした。
商売の神様、関羽が祀られています。