ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜
2017年 02月 11日
子供の頃、洞窟を発見した子供達の話を読み、暗闇に浮かび上がる壁画のくだりのところだけが、やけに記憶に残っていたのですが・・一体、何をどこで読んだのか、まったく記憶になし。
穴に落ちた犬(ロボ)を探して、子供たちが洞窟を発見したというエピソードは、フランスでは有名で、本になって読まれているそうです。
会場を入ってすぐに展示されているのが、洞窟の模型。
こんなに、大きくて長い洞窟とは、知りませんでした。
本物のラスコー洞窟は、現在保護のため、研究者でさえ入ることができず、詳細復元されたlascauxⅡを見学できるのだそうです。
そして、さらに、この展覧会用に、現在の科学の粋を集めてlascauxⅢが、会場に復元されています。
身廊に描かれた"黒い牝牛"
2メートルもある大きな絵です。
ライトで、隠れた線が浮かび上がります。
泳ぐ鹿
2mの高さに描かれていて、梯子を使って描いたのではないかと推測されています。
背中合わせのバイソン
2頭のバイソンが交差しているところが描かれていますが、手前のバイソンを濃く、奥のバイソンを薄く描き、遠近法が使われています。
明るい赤い毛の色から、春に描かれたことがわかるんだそうです。
鳥人間など、謎がいっぱいの"井戸の場面"
クロマニョン人の描写力、デフォルメ力、ものすごく迫力があります。
洞窟内で発掘された道具などから、クロマニョン人の生活が推測され展示されています。
面白かった♪
1931年(昭和6年)に竣工した、ネオ・ルネサンス様式の本館(日本館)
小倉強設計
空から見ると、飛行機の形をしているんだそうです。