シャンタラム SHANTARAM
2013年 02月 16日
文庫、上中下の大作。
年末から読み始めたのですが、なかなか読み進まず、途中"光圀伝"に浮気していたりしたので、結局読み終わるまでに1ヶ月以上かかってしまいました。
オーストラリアの脱獄犯、グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツの自伝的小説。
脱獄後、ニュージー・ランド経由でインドに違法入国したところから、友達となったインド人ガイドの農村部の実家での生活、ムンバイのスラムで潜りの医者、ムンバイ・マフィアの一員、果ては、アフガニスタン紛争へ経験などなど、これって実体験???とビックリするような展開です。
特に、ムンバイのスラムでの生活は、興味深く読みました。
ムンバイ、行ってみたくなっちゃた。
物語は、主人公が再びムンバイに終わり、古き良きギャングの時代が終わり新しい時代が始まろうとしているところで終わっているのですが、ぜひとも続きも読んでみたい。
続編"THE MOUNTAIN SHADOW"がすでに出版されているので、訳書が出るのが楽しみです。
2004年に、ジョニー・デップ、グレアム・キングおよびワーナーブラザーズによって映画の半券が購入れているようなんですが、映画化されたって話聞かないですよね。
映画の舞台が壮大すぎるのか???
この膨大な原作を、1作品に纏めるのは、たいへんな作業だと思うのですが。
でも、ジョニーなら、この主人公にピッタリ。
ぜひ実現して欲しいものです。