歩け!歩け!NEW YORK ~その5・SOHO散歩~
2012年 03月 02日
North of Little Italyの略です。
お店のストック室になっているようです。
そういえば、NYを舞台にした映画『ホーム・アローン2』では、地下室が印象的に使われていたような記憶が。
そのうち、見返してみよう。
確かに、かわいいし、実用的なデザイン。
それでいて、お値段もビックリするような価格じゃないところが、よいですね♪
ロゴのついたぺったんこのバレエ・シューズが、履きやすいとお店の方に薦められました。
まだ買うチャンスもあるだろう、ととりあえず見送ることに。
さて、再び、E.Houston St.へ戻り、西へ。
Lafayette St.を超えたあたりからが、SOHOです。
SOHOの語源は、Houston(ホウストン)通りの南側(South of Houston Street)の略です。
19世紀半ばに、市街地化して繁華街として栄え、カーストアイアン建築と呼ばれる建築様式の建物が多く建てられました。
ニューヨークの拡大と共に街の中心が北に移動し衰退、以後は繊維業者や衣服工場が立ち並び、低賃金で移民を使っていましたが、工場が市外に移転するに伴い衰退、空洞化していました。
戦後、カースト・アイアンのビルの最上階が天井が高くアトリエ兼住居として適していること、家賃が安いことから、芸術家が移り住み、1960年代から1970年代にかけて芸術家の街として知られるようになりました。
SOHOは憧れのエリアに変わり、1980年代以降、富裕なヤッピーたちが住むようになったほか、観光客も集まるようになりました。
次第に超高級レストランや高級ブランドの路面店が進出してくるようになり、街は一変、地価も急騰しました。
芸術家や古くからの住人は家賃を払うことができなくなり、他地域へ移り住んで行ったそうです。
TUCSON在住中、ここの食器が好きで、私もお世話になりました。
久しぶりに日本から行くと、食器が大ぶりに見えます(^^ゞ
持ち帰ることを思うと、手を出せず・・・。
眺めるだけにとどめました。
マンハッタンには、SOHOの他、ミッドタウン・イーストにお店があります。
アバクロがNYのイメージなら、こちらはカリフォルニアのイメージ。
こちらは、日本まだ未上陸でしょうか?(←未確認です)
広大な倉庫のようです。
日本のお店より、実用的な印象。
コーヒースタンドのイートインもあります。
昨年10月、5番街(52丁目)に、史上最大の旗艦店をオープンして話題になりました。
そこかしこで、UNIQLOの紙袋を持った人を見かけます。
商品は、ちらっと見た限り、東京の大きな店舗と変わりない感じ。
お値段は、きも~ち高い気がするのですが(←あくまでも感覚です)。
いまや、立派なデザインの一部ですね。
鋳鉄を使用したカースト・アイアンのビルは、1860年間から約20年間集中的に建てられました。
鉄を鋳型に流してパーツを形成するので、細部に趣向を凝らすことができるのが特徴です。
カースト・アイアンのビルとしては、BroadwayとBroome St.のHoughtwout Building((1858年・ジョン・ゲイナー設計)が有名な他、Green St.通りに多く残っていると言われています。
元気ならば、建物探訪したいところだったのですが、この辺りから、極度の睡眠不足と時差、そして寒さで、次第に意識が遠のいてきたので、とりあえず、ホテルに一度戻ることに。