隅田川散歩 ~両国橋~
2010年 02月 07日
両国橋は、江戸時代の初めの頃、大川(隅田川)には橋がなく、明暦の大火(1657年)で多くの人が焼け死んだことから、架けられました。
できた当初は、単に「大橋」と呼ばれていましたが、下流に「新大橋」ができたので、武蔵野国と下総の国をつなぐという意味で、「両国」と名付けられたそうです。
1686年に国境が変更されるまで、川の東側は下総の国だったんですね\(◎o◎)/!
橋の西側は火避地の広小路、東側は回向院へ向かう門前町として、江戸でも有数の繁華街だったそうです。
現在の橋は、1932年(昭和7年)に架け替えられたもの。
橋の東詰にある1718年(享保3年)創業の猪料理店、もゝんじや。
「もゝんじ」は、「百獣」のことで、四足の動物のことだそうです。
滋養がある猪のお肉、肉食が禁じられていた江戸時代は「山くじら」と称してして食べられてたそうです。
1781年に、現在の大相撲の起源となる勧進相撲が境内で行われたほか、出開帳、富くじなど庶民の楽しみの中心地でした。
明治時代に建てられた旧国技館は、すぐお隣にありました。
両国界隈にちゃんこ屋さんはいっぱいありますが、ここ「ちゃんこ川崎」がちゃんこ屋さん第一号なんだそうです。
昭和12年創業、雰囲気あります。
ご近所には、陸奥部屋がありました。
国技館の北側、旧安田庭園を抜けたら、横網町公園内にある東京と慰霊堂の前に出ました。
関東大震災と、東京大空襲の犠牲者を祀っているそうです。
初めて存在を知りました。
両国は、庶民の祈りの場所でもあるのですね。
蔵前橋を渡って、蔵前へ。(写真は、厩橋)
次回は、しし鍋かちゃんこで一杯かな(^o^)/