目黒不動尊の仁王門が見えてきました。
目黒不動は、正しくは”泰叡山 瀧泉寺”
こちらも、慈覚大師創建の天台宗のお寺です。
慈覚大師が、最澄に呼ばれて、都へ登る途中、この地で、夢に出てきた不動明王を彫り、安置したのが創建と言われています。
江戸時代に入って、一度消失しましたが、徳川家康の庇護を得て、寛永寺の末寺として、50棟にも及ぶ伽藍が復元し、”目黒御殿”として隆盛を極めたそうです。
江戸時代には、湯島天満宮・谷中感応寺と共に、江戸の三富として富くじが行われ、また、江戸五色不動尊として、庶民の信仰を集めました。
現在でも、毎月8のつく日には市がたち、落語にちなんだ”目黒の秋刀魚祭”は、秋の風物詩として、ニュースでもおなじみ。
庶民に愛されるお寺なんですね。
正面は、男坂
階段脇にある、犬の石像
カワイイ♪
男坂左手には、池があり、水かけ不動がいらっしゃいます。
お水をかけて、お参り。
この池は、”独鈷の滝”といい、伝承では、慈覚大師が、寺地を決めるときに、独鈷を投げて突き刺さった場所から霊泉が湧き出したと言われています。
平安の昔から、今日まで、枯れることなく、水が湧き出しています。
大地のエネルギーである水が湧いているからか?
このお寺に毎日参っていたヒロミが再ブレイクしたからか?
最近では、目黒不動は、パワースポットとして有名なのだとか。
男坂をあがり、本堂へお参り。
本堂裏には、江戸時代に造られた大日如来像がおわします。
さらに、その後ろには、この土地の神様が祀られています。
お寺の北側は、不動公園として整備されていて、そこから少し行くと、甘藷先生こと青木昆陽のお墓があるそうです。
昔は、そっちの方まで広〜く寺領だったのでしょう。
花をつけている桜の木がありましたが、ソメイヨシノではないですよね?
帰りは、女坂から。
坂の途中に、行者の像が。
役の行者といい、奈良時代の山岳修行者で、修験道の祖として崇拝されている人物だそうです。
仁王門まで来たら、横からバスが。
どうやら、境内が折り返しポイントになっているみたいですが、こんな狭いところ・・
八つ目屋さんは、相変わらずの行列だったので、参道をもう少し行ったところの、
お蕎麦屋さん”海老民”へ。
こちらもタイヘンな混雑ぶりで、とろろと穴子をもう一品(なんだったか・・)は、品切れとのこと。
つまみとビールをいただいた後、
つけ鳥せいろをいただきました。
再び、目黒川へ。
珍しく船が上って来ました。
船、というより、クルーザー??