朝食に茶粥を頂いた後、ずいぶん時間が経ってしまいましたが・・
朝食の後、自転車に乗って、春日大社へ。
初♪電動アシスト付自転車。
後から、誰かに押してもらっているように、グイグイ前に進みます。
快適♪♪
一の鳥居前の交差点。
重要文化財の一の鳥居。春日大社の玄関です。寛永期に建てられたもので、高さ6.75mもあります。古くは、興福寺との境界に建てられていたのだとか。
広島の厳島神社、福井の気比神社の鳥居と並んで、"日本三大木造鳥居"の一つとされます。
ここから、二の鳥居まで、約1.5kmの参道が続きます。
春日大社の境内は、東京ドーム220個分という、広大なものです。
緩やかな上り坂なので、電動アシスト付で良かった
シカさんたち、おはよう〜♪
まだ、お休みモードみたいですが・・
二の鳥居。
平安の貴族たちは、ここで牛車や馬から降り、車舎に繋いで、祓戸神社で身を清めてから鳥居をくぐったそうです。
古の倣いにしたがい、車舎の裏に、自転車を停めました。
1998年(平成10年)、古都奈良の文化財として、春日大社と春日山原始林が世界遺産として登録されています。
二の鳥居をくぐって、左手にある"祓戸神社"
平安中期の1006年(寛弘3年)には、お祀りされていたとされる古社です。
春日祭の祓戸の儀は、このお社前で行われます。
デザイン的に、かなりのインパクトの、伏鹿手水所。
鹿は、神さまのお使いなので、いろいろなところでモチーフに使われています。
ここで手と口を清めて、ご本殿へ♪
石灯籠が立ち並ぶ参道
石灯籠は、約2000基あります。
神社正面の楼門"南門"
高さ12mで、春日神社では最大の門で、重要文化財です。
春日大社は、およそ1300年前、奈良に都が遷された頃、平安京鎮護の為に、国譲りを達成された最強の武神である"武甕槌命"(タケミカヅチノミコト)を、遠く鹿島神宮から、神山御蓋山の浮き雲峰に奉遷したのが始まりです。
やがて、天平文化華やかな768年(神護景雲2年)に、称徳天皇の勅命に寄り、御蓋山の中腹、現在本殿が建つ場所に四棟の神殿が造営されました。
南門左右の"南廻廊"
ご本殿の周りをぐるりと囲む廻廊は、全長で160m程もあり、優美で厳かな雰囲気を醸し出しています
南門をくぐって正面の"幣殿"と"舞殿"859年(貞観元年)建立の、重要文化財。
東側2間が"幣殿"で、天皇陛下のお供え物である"御幣物"を一旦納める建物で、天井板は号天井となっていて、舞殿と区別されているそうです。3月13日の春日祭で、勅使が御祭文を奏上します。
西側3間を"舞殿"といい、お神楽を行うための建物です。
通常は、参拝所として用いられています。
幣殿から先は、"林檎の庭"と呼ばれる広い空間で、ココから先は特別参拝になります。
大きな樹の左手に見えるのが、"直会殿"こちらも、貞観元年の建立で、重要文化財です。
春日祭の折に、勅使以下が直会の儀を行うところから、"直会殿"と呼ばれ、中世には法華八講が行われていました。毎日の朝拝はこの御殿で行われています。
以前は、神職の方のみで行われていたそうですが、遷都1300年を記念して、参加できることになったそうです。毎朝9時から、30分程。もうちょっと早く出かけてくれば良かったなぁ〜。
幣殿のある場所より、少し高いところにある、"中門"
ご本殿の直前にある楼門で、約10mの高さがあり、左右に御廊が伸び、寄りが羽を広げたような優美な姿をしています。
この先は、国宝の4つの本殿が建つ、春日大社の最も神聖な場所で、皇族や神職しか立ち入ることはできません。
4つ並ぶお社には、それぞれに神様、右(御蓋山側)から、第一殿・武甕槌命、第二殿・経津主命、第三殿・天児屋根命、第四殿・比売神が祀られています。
今年は、20年に一度の式年造替にあたっており、本殿を始め、鳥居に至るまで、建物を建替えたり修繕したりする年です。神様は、現在移殿(御仮殿)にお住まいで、11月6日本殿遷座祭(正遷宮)が執り行われて、新しくなった本殿に遷られるそうです。