京都 2015夏 〜その4・嵯峨野散歩〜
2015年 08月 07日
落柿舎の前のこの空き地、以前から不思議に思っていたのですが、
"小倉餡発祥の地"の立て札が。
平安京ができて間もない頃、空海が唐から持ち帰った小豆の種子を、このあたりに住む和三郎なる人物が栽培して、御所から下賜されたお砂糖を加えて煮詰めて餡を作り、御所に献上したそうです。
当時は、なかなか庶民の口に入ることのない高価なものでしたが、その後も小豆の栽培は各地に広がり、江戸時代には茶道のお菓子、また祝飯として、日本和菓子の源流となったのだとか。
このあたり"小倉の里"で、小豆が栽培されたから、あんこのこと"小倉"って言うんですね〜、ナルホド。
そして、この辺りで百人一首が編纂されたから、"小倉百人一首"なのね・・
結局、立て札を読む限り、この空き地が、和三郎を祀っていた明神社の跡地なのか、はたまた小豆を栽培している場所なのかは判別しませんでしたが・・
落柿舎お隣の、"嵯峨天皇皇女 有智子内親王墓"
宮内庁により、厳重に管理されています。
落柿舎
・・・ですが、今回は寄らず。
白藤が咲いていました。
嵯峨路をさらに奥へ
途中、竹細工のお店"定家"に立寄り、竹製品を物色。
こちらで購入した竹製のピック、フルーツも滑らずに刺せて、とても重宝しています。