1万人の第九2012 〜その8・南座〜
2012年 12月 03日
今年の顔見せは、6代目中村勘九郎の襲名披露なんだなぁ。
お父さん不在でがんばっているんだなぁ…
と思った、わずか2日後。
訃報が報じられたのでした。
「本当に悔しゅうございます。しかし、一番悔しいのは父。大好きな芝居がもうできないんです。皆さんの笑顔がもう見られない。でも前に進むことしかできません。中村屋スピリットを受け継ぎ精進し、一門の皆といい芝居を作ることを約束します。父を忘れないでください」涙ながらに力強く口上を述べた勘九郎さん。
舞台の合間を縫って、お父様の病室に駆けつけ、10日に行われた密葬にも出席せず、舞台をつとめたとか。
「親の死に目にあえるような役者になるな」とは、先代17代目の勘三郎さんの言葉ですが、やはり、わかってはいても、お父様と最後のお別れができないって、厳しいですよね。
頑張れ!中村屋兄弟!!