飛鳥山でお花見
2012年 04月 08日
約280年前の享保の頃、8代将軍徳川吉宗が、享保の改革の施策のひとつとして、
江戸っ子たちの行楽の地とするため、桜を植えたのが始まりです。
それまで、桜の名所と言えば上野の寛永寺の境内しかなく、風紀が乱れてしまったため、郊外の隅田川堤(向島)や品川の御殿山、王子の飛鳥山をお花見の名所とし、庶民の楽しみを奨励したそうです。
当時、桜の名所地では禁止されていた「酒宴」や「仮装」が容認されていたため、
江戸っ子たちは様々な趣向を凝らして楽しんだそうなのですが・・・、
仮装???
・・・江戸時代の、お花見風景、見てみたいものです。
JR京浜東北線の他、都電荒川線の駅がある交通の要所です。
昭和40年代までは、ここから赤羽方面(27系統が)まで、路線があったんだそうな。
駅前の歩道橋の上は、東北・上越新幹線が走っているし、まさに混線状態。
こんな、敷設の仕方も、車両の少ない都電ならでは。
山の斜面を、モノレール(あすかパークレール)も走っています。
江戸の昔から変わらず、今もお花見のメッカです。
ちなみに、公園内はアルコール持ち込み可ですが、園内の売店では、売っていませんでした。
アル中の貴方、あらかじめご購入されることをお勧めします。
こちらは、渋沢史料館。
この地に本邸を構えていた、明治の実業家渋沢栄一に関する資料を展示しています。
渋沢史料館からの窓越しの眺め。
桜の時期、この場所でだけ写真を撮ることが許可されています。
園内には、氏の旧邸の一部として、青淵文庫、晩香廬も公開されていますが、別の項でご紹介します。
お花見を堪能したところで、やっぱり今日も都電に乗ってみることに。
荒川区出身の同僚の方には、わざわざ乗りに行く人がいるなんて!w(゚o゚)w、と驚かれましたが、この地域に馴染みのない人間には、興味深い存在ですよ、路上電車って。
次の飛鳥山駅を出た後、巣鴨新田まではしばらく住宅街をまっすぐ。
巣鴨新田で、大きく左へ曲がり、大塚駅までは、ちょこっとゴミゴミした街中を走ります。
駅の上は、山手線と湘南新宿ラインの線路です。
結構坂道です。
まるで電車好きの子供のようにロケをして、山手線に乗って帰路へ。
あ~、今日も面白かった!
お花見大満喫の週末でした。