英国王のスピーチ The King's Speech
2011年 03月 30日
インド在住のS子さんが、デリーで鑑賞したという話を聞いて、思い出した次第です(^^ゞ
会社帰りに映画に行くんだ、と職場で話をしたら、茨城在住の方に、映画館やっているの?と驚かれました。
東京に比べ地震の被害が大きく、計画停電もある茨城では、まだ映画館再会していないそうです。
同じ首都圏でも、中心地と周辺地ではずいぶん開きがあるなぁ・・・と改めて認識しました。
今年のアカデミー賞に最多ノミネートされ、4部門(作品賞・主演男優賞・脚本賞・監督賞)を受賞。
日本では、公開の2日後に発表があったので、人気に拍車がかかりました。
イギリスのエリザベス女王の父、ジョージ6世の実話です。
幼いころから吃音というコンプレックスを抱えて、自分を否定して生きて生きた男性が、運命のいたずらでスピーチを職業とするような地位、王座につくという物語です。
物語の主軸は、彼の治療の過程、治療に携わる医師?との友情、献身的な妻の愛で、それだけでも面白いのですが、背景にある当時の身分意識、植民地への偏見と差別意識、兄エドワード8世の栄冠を捨てた恋、放埓なようでいてモラルを大切にする上流社会の姿勢などなどが描かれていて興味深かった。
物語はテンポよく、飽きることなく、あっという間にラストを迎えるのですが、ナチスドイツとの開戦直前、国民を鼓舞するために行った王のスピーチは、力強く、感動的で、心を揺さぶられました。
機会があれば、また見たいな~と思わされる作品です。
久々にパンフレットを購入してしまいました。